桜木星子の…タワゴト

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宝塚ファン必聴のナンバーで始まる、最高な男たちSMAPのコンサート「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」は舞踏会

最高のクリスマス・イブでした。
SMAPのコンサート「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」に行ってきました。

Mr.S “saikou de saikou no CONCERT TOUR


今回のアルバムを聴いたとき、1曲目の、トランペット・ソロで始まる「Theme of Mr.S」というナンバーにヤラれました。ボーカル曲ではなくコンサートのオープニング曲。SAX、トランペット、トロンボーン、ドラムソロ、スキャット…。なんてカッコいいんだろう。

これまで、私の腰抜かせ曲No1は、大江戸ウインドオーケストラが演奏する「ルパン三世のテーマ」でしたが、それに並びました。2拍3連フェチの私には堪らないテンションの上がり方。

どこのどいつだ!こんな曲、作っちゃうのは!と思ったら……我らが宝塚歌劇団作曲家、太田 健先生でした。だからね。『オーシャンズ11』のかっこいい曲をコンパクトにつなげた感じ。ここはトップさん、ここはトップコンビがゆったりと、ここは銀橋で男役の総踊り…そんな風に聴こえてきます。

宝塚ファンの方々、ぜひ聴いてみて下さい。蘭寿とむサン臭または柚希礼音サン臭がするから。「Theme of Mr.S」、宝塚でも使って欲しいな。


そんな最高!のナンバーで始まった最高にカッコいい男たちのコンサート。クリスマスプレゼントなのか、3時間半の予定が4時間! 最高でした。
もう、伝わってくるものの大きさが半端ない! 声の限り歌い、力の限り踊り、型にはまらず、色んな自分を見せ、笑顔は優しい。TVで見せる魅力とはまた違います。

メンバーのほとんどが40代の彼ら。40代になっても「国民的アイドル」と呼ばれる存在は初めて。だから、これから彼らはどうなっていくのかが楽しみで仕方ありません。間違いないのは、いまだかつてないカッコいいおじ様たちになることかな。


先月の嵐のコンサートと少々違うのは客層。当たり前ですが、年齢が上です。だから特に感じます。これは「シンデレラたちの舞踏会ね…」と。

 

日々、働いているの。炊事、洗濯、掃除と毎日家事をこなし、手はカサカサだわ…。しんどくてもパートは休めないわよね…。だって家のローン、まだまだ残っているし…。教育費、今が1番かかる時だし…。

そろそろ実家の親も心配ね…。相変わらず舅姑とはそりが合わないわねぇ…。夫は仕事の忙しさを理由に、ろくに話も聞いてくれず…。

あんなに可愛かった息子は反抗期…。部屋にこもってスマホばかりの娘は思春期…。そして私は更年期…。

でも、頑張るの、ワタシ…。そう、ワタシが頑張らなくちゃ……。

そんな、頑張っているシンデレラたちが、カッコいい5人の王子様と出会える舞踏会。
普段よりオシャレして、ウキウキしてグッズ大人買いして、ペンライト振って、きゃあ~とわめいて、「拓哉ぁ~~~!」と叫んで…

やがて楽しい楽しい舞踏会の幕は下り、「あぁ…終わっちゃった…」と悲しくてたまんないけれど、「次の舞踏会、また絶対に来よう。それまでまた、頑張ろう!」と自分に誓ってお城を後にする…


で……そうなりますか…? 小学校の時、先生、言わなかったですか?「帰るまでが遠足だ」と。後輩、嵐の大野くんもよく言いますよ。「帰るまでがコンサートです」と。
なのに、電車に乗ったとたん、椅子取りゲームですかぁ? 4時間、ほぼスタンディングで元気だったじゃん! もうちょっと頑張ろうよ。余韻とか感じてさぁ。

あら、魔法が解けるのって、早いのねぇ。ま、私も同じですけど。