桜木星子の…タワゴト

All about「宝塚ファン」ガイド・桜木星子のブログです

2014年、私のお気に入りドラマ 独断と偏愛

テレビドラマ。私は毎クール、2,3作しか見ません。もっと見たいのですが、時間がない。よって「このクールはコレとコレとコレ」と最初に決めて、それ以外は見ない。実は「半沢直樹」も「ドクターX」も知りません…
そんな私がドラマについて語るのは何ですが、2014年、面白かったのは…


「MOZU」「MOZU2」(TBS)

もちろん西島秀俊さん狙いです。それと、この手の話、大好きです。
喫煙シーンがやたら多くて驚きましたが「ハードボイルド=紫煙をくゆらす」が作者の譲りたくない演出だったのかな?
池松壮亮さん扮する新谷和彦が怖かった! ナース姿が特に! 夢に出てきそうなくらい怖かった…

 

ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS)

唐沢寿明さんはやっぱり上手い。どんな役でもモノにしてしまう。だから説得力があって面白いです。持ち上げたり落としたり…。ストーリーの引き込まれ感も凄かった。
星組トップ娘役・檀れいちゃん、おキレイでした。

 

「HERO」(CX)

これはもうてっぱん。「踊る大捜査線」と並び、大大大好きなドラマです。
「踊る…」の青島君にしろ「HERO」の久利生公平にしろ、組織におもねることなく、自分の法律を持っている。かっこよ過ぎ。共通点は「事件に大きいも小さいもない」かな。
間違いなく木村拓哉さんの代表作です。そうですか…映画ね。雨宮さんも出るしね。

 

「警視庁捜査一課9係」(EX)

これはね、ずっと見てます。それぞれの個性(青柳さん好きよ)やテンポの良さがたまらなく心地いい。役者の力量の凄さね。
1番上司の渡瀬恒彦さん扮する係長が、部下たちの好きなようにやらせ、最終的にはきちっとまとめる。これが、演じる役者さんたちの関係と同じに感じ、だからなお面白いのかな。

 

「ST」(NTV)

藤原竜也君が連続ドラマなんて珍しいのと、プロファイラー系、大好きなので見ましたが、正解。この芝居も、掛け合いの面白さね。
志田未来ちゃん、大きくなったねぇ~ もうすぐこれも映画!

 

「おやじの背中」(TBS)

1話目が田村正和さんと松たかこさんだったので、見るっきゃないでしょ!と見たら、号泣。いい台本にいい監督にいい役者。こうした質の高いドラマ、もっと見なくては。

 

信長協奏曲」(CX)

「月9?」「またタイムスリップ?」って感じでしたが、面白い。いいよいいよ小栗旬。アンタ最高。また月9だから役者さんも豪華。主演俳優がごろごろです。これも映画化。1年後か…。長いな。

 

信長協奏曲」、私にとっては別の楽しみも。ミュージカル「レ・ミゼラブル」で共演した村井国夫さんと高橋一生君が、浅井久政と浅井長政という親子役で出演されていたこと。「レ・ミゼラブル」は1991年上演のもので、村井さんはジャベール、一生君はガブローシュでした。(私は…アンサンブル)。村井さんのFacebookによると、一生君との共演は「レ・ミゼラブル」以来だそう。23年を経て、ジャベールとガブが共演だなんて!
村井さんはあの頃と変わらずダンディーで(よくみんなを六本木にご飯、連れて行って下さいました。ご馳走様でした!)、あの頃、小学生だった一生君(ぽっちゃりしてたよね。お母さん、若くて可愛かったわよね)は、あんなに素敵な俳優さんになりました。昔はガブの死で、そして今回は浅井長政切腹シーンで泣かされるとは。
その年齢の魅力が出せる役者って職業は、やっぱり素敵ね。

 

(「軍師官兵衛」は全部録画してますが、見ていません。娘1が受験が終わったら一緒に見る約束をしているので。)

 

と…私のお気に入りドラマ、気づけば、女優さん主演は1作もない! 結局、イケめてる俳優さんがお気に入りってことで。

もうすぐ今年が終わるってどーゆうこと?ワタクシに断りもせずに!

まずいまずいまずい。やっと仕事が終わったと思ったらあと4日で今年が終わるということに気付いた。えっ?今年が終わるってナニ?別に何かが変わるわけでもない。なのにみんな大袈裟。1月1日はそんなに偉い?そこだけ特別扱いって他の364日に失礼よ。だいたいつい数日前まで☆*::*:☆MerryXmas☆:*::*☆な雰囲気を醸し出していたのにこの変わり様。ケーキからお餅。チキンから棒鱈。変わり身早いよねぇ~みんな。あっ…うちにはまだクリスマスツリーが飾られている…まずい。でも可愛そうよね。飾ってまだ2週間よ。お雛様の時も思うの。もうちょっと飾ってあげたいよねって。だって綺麗じゃない?そっか。クリスマスが終わったと思うからいけないのよ。来年のクリスマスを先取りって思えば。あぁ…邪魔だわ、木。やっぱ片付けよう。大掃除!嫌だ…かなり嫌だ…昔は毎日が大掃除だっけ。宝塚音楽学校の予科生の頃。毎朝7時から1時間半。信じられる?暑い日も雪の日も毎朝1時間半よ!もう一度言うわよ。1時間半!窓のサンのホコリを綿棒で取って(毎日することじゃないわよね)、床をガムテープがけして(床、削れていくと思うんだけど)、私なんてバレエ教室分担だから壁一面の鏡を指紋一つ残さず拭いて。毎日あんなに掃除をした元タカラジェンヌのうち、どれだけいる?「ワタクシ、今も毎日、お家をピッカピカにしていますことよ。オホホ~」とおっしゃれるのは。ま、100人中10人だわね。あ、約分して10人中1人。そんなことはいいわ。とにかくしなきゃ大掃除。と言っても玄関や窓は(ダンナさんが)もうやったし、娘たちの部屋は各々にやらせるし、夫婦の部屋にはダンナさんの粗大ゴミ音楽の機材やギターがあるからダンナさんがやるし、リビングやトイレは日々やっているし、だからキッチンね。敵は。高い所や力のいる箇所や面倒くさいところ(ほぼすべて?きゃっ)はダンナさんにお任せして、やるっきゃないわね。やりましょう。やりましょうとも!あ、お節料理?そんなに全部は作らないわよ。お雑煮と煮しめは紅白見ながらサクサクっと作れるわ。紅白!V6よかったわね~頑張ってたご褒美ね。でも「WAになっておどろう」だけなの?「愛なんだ」とか入れてメドレーにすればいいのに。で何だっけ?お節?あっ栗きんとん!これ手間がかかるのよ。裏ごしってやつ。あの網目からニョロニョロ~って出てくるの見てると痒くなるのよね。えっ?痒くならない?私だけ? そんなこんなの栗きんとん、やっぱ必要? あぁ…いるわよね。娘たちこれが1番好きなんだもの。栗きんとんがこの世に存在することを恨むわ。ギョっ!思い出したぁ~~!大変!大変よ!自分、落ち着け落ち着け餅もつけ。年賀状よ!ここ1番肝心でしょ!掃除とかお節よりこっちが先。作ったわよ私。12月の初めにPCで。プリンターで刷ったわよ。でも書いてないわ…。宛名は絶対に手書き派なのよ。まずい。間に合わない。どーしよう……。って、やればいいんだ。こんなの書いてないでさ。

宝塚ファン必聴のナンバーで始まる、最高な男たちSMAPのコンサート「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」は舞踏会

最高のクリスマス・イブでした。
SMAPのコンサート「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」に行ってきました。

Mr.S “saikou de saikou no CONCERT TOUR


今回のアルバムを聴いたとき、1曲目の、トランペット・ソロで始まる「Theme of Mr.S」というナンバーにヤラれました。ボーカル曲ではなくコンサートのオープニング曲。SAX、トランペット、トロンボーン、ドラムソロ、スキャット…。なんてカッコいいんだろう。

これまで、私の腰抜かせ曲No1は、大江戸ウインドオーケストラが演奏する「ルパン三世のテーマ」でしたが、それに並びました。2拍3連フェチの私には堪らないテンションの上がり方。

どこのどいつだ!こんな曲、作っちゃうのは!と思ったら……我らが宝塚歌劇団作曲家、太田 健先生でした。だからね。『オーシャンズ11』のかっこいい曲をコンパクトにつなげた感じ。ここはトップさん、ここはトップコンビがゆったりと、ここは銀橋で男役の総踊り…そんな風に聴こえてきます。

宝塚ファンの方々、ぜひ聴いてみて下さい。蘭寿とむサン臭または柚希礼音サン臭がするから。「Theme of Mr.S」、宝塚でも使って欲しいな。


そんな最高!のナンバーで始まった最高にカッコいい男たちのコンサート。クリスマスプレゼントなのか、3時間半の予定が4時間! 最高でした。
もう、伝わってくるものの大きさが半端ない! 声の限り歌い、力の限り踊り、型にはまらず、色んな自分を見せ、笑顔は優しい。TVで見せる魅力とはまた違います。

メンバーのほとんどが40代の彼ら。40代になっても「国民的アイドル」と呼ばれる存在は初めて。だから、これから彼らはどうなっていくのかが楽しみで仕方ありません。間違いないのは、いまだかつてないカッコいいおじ様たちになることかな。


先月の嵐のコンサートと少々違うのは客層。当たり前ですが、年齢が上です。だから特に感じます。これは「シンデレラたちの舞踏会ね…」と。

 

日々、働いているの。炊事、洗濯、掃除と毎日家事をこなし、手はカサカサだわ…。しんどくてもパートは休めないわよね…。だって家のローン、まだまだ残っているし…。教育費、今が1番かかる時だし…。

そろそろ実家の親も心配ね…。相変わらず舅姑とはそりが合わないわねぇ…。夫は仕事の忙しさを理由に、ろくに話も聞いてくれず…。

あんなに可愛かった息子は反抗期…。部屋にこもってスマホばかりの娘は思春期…。そして私は更年期…。

でも、頑張るの、ワタシ…。そう、ワタシが頑張らなくちゃ……。

そんな、頑張っているシンデレラたちが、カッコいい5人の王子様と出会える舞踏会。
普段よりオシャレして、ウキウキしてグッズ大人買いして、ペンライト振って、きゃあ~とわめいて、「拓哉ぁ~~~!」と叫んで…

やがて楽しい楽しい舞踏会の幕は下り、「あぁ…終わっちゃった…」と悲しくてたまんないけれど、「次の舞踏会、また絶対に来よう。それまでまた、頑張ろう!」と自分に誓ってお城を後にする…


で……そうなりますか…? 小学校の時、先生、言わなかったですか?「帰るまでが遠足だ」と。後輩、嵐の大野くんもよく言いますよ。「帰るまでがコンサートです」と。
なのに、電車に乗ったとたん、椅子取りゲームですかぁ? 4時間、ほぼスタンディングで元気だったじゃん! もうちょっと頑張ろうよ。余韻とか感じてさぁ。

あら、魔法が解けるのって、早いのねぇ。ま、私も同じですけど。

『ONE PIECE』を歌舞伎化?! あら、宝塚だって…

そうきたか。『ONE PIECE』の歌舞伎化。

ONE PIECE 76 (ジャンプコミックス)

漫画好きの娘1にそれを話したら
娘1「ついこの間、友達と話していたところ。なんでもかんでも、実写映画化とかドラマ化とかミュージカル化するけれど『ONE PIECE』は無理だよね…って。手、伸びるしさ。ぇえっ? 歌舞伎? 意味わかんないし!」と吠えていました…

確かに、まさかの歌舞伎化です。
でもスーパー歌舞伎です。それに猿之助さんです。上手い。そしてケレン物もお得意。猿之助さんがルフィでしょ? 狐忠信と並び十八番になるやもしれません。


それにしても、累計発行部数が国内最高の漫画。これだけファンが多いと「原作のイメージが壊れる~」と、舞台化に反対する人も多いはず。
しかし!漫画ファンに反対されていたのにいざ幕が開くと「あら、いいじゃん!」となることも。その代表的なのが、宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』。漫画と宝塚の双方で、ベルばらブームを作り上げたほどでした。

その後も『オルフェウスの窓』『アンジェリク』『あさきゆめみし』『ブラックジャック』『猛き黄金の国』『アメリカン・パイ』『エル・アルコン -鷹-』『メイちゃんの執事』『JIN -仁-』『伯爵令嬢』etcなど漫画の宝塚化は多く、結局のところ、原作が大切にしている部分はそのままで、宝塚の魅力をプラスしてしまう。そんな感じでしょうか。


宝塚には洋物と和物があるから、原作により近づけることはできるけれど、歌舞伎化ってどうするのだろう? 絵が見えない。全く見えない。

ゴム人間、どうすんだろ…麦わら帽はどうすんだろ…ナミやニコ・ロビンのダイナマイト・ボディーはどうすんだろ…チョッパーはどうすんだろ…ウソップ役に大泉洋さんを出すってどうだろ…。

きっと今頃、全世界の『ONE PIECE』ファンたちが、あーだこーだと妄想していることでしょう。
伝統芸能の歌舞伎と、全世界にファンのいる『ONE PIECE』が融合。海外ファンも楽しみにしているわね。


で、我らが宝塚歌劇も。
2015年1月より、雪組が『ルパン三世』を上演!五エ門も次元も不~二子ちゃんも、銭形のとっつぁんだって出てくるわよ。
ルパン三世を演じるのは早霧せいな。たぶん、これまでの誰よりもイケめてるルパン三世になること間違いなし!

早く観たい!「母と暮らせば」~山田洋次監督×吉永小百合さん×二宮和也さん

今朝、嵐ファンの娘2が「ニノが映画に出るの!それがね、すごいんだよ!山田洋次監督でね、吉永小百合さんの息子役なの!」とはしゃいで言ったのに対し「ふ~ん。楽しみだね」程度に答えた私ですが、新聞を読んでびっくり。
井上ひさしさんの「父と暮らせば」のオマージュではないですか。

父と暮せば 通常版 [DVD]


こまつ座の舞台は観ていないのですが、映画「父と暮らせば」は素晴らしい作品でした。宮沢りえさんと父親役の故・原田芳雄さんはもう最高。映画というより、二人芝居の舞台を観ている感じで、場面の転換もほぼなく、地味ではありますが、ぐいぐい引き込まれる上質の映画でした。宮沢りえさんが歌う「星めぐりの歌」(宮沢賢治作詞作曲)をとても覚えています。
戦争、原爆が背景の親子の物語ですから、ボロボロ泣いてしまうシーンも多々あるのですが、井上ひさしさんの、どこかユーモラスなストーリー展開や台詞が面白く、切なくも温かい作品でした。


「父と暮らせば」が広島で、「母と暮らせば」は長崎のお話。
また、「父と暮らせば」が父と娘なら、「母と暮らせば」は母と息子という逆の設定、被爆して死んでしまうのも逆というのが、今回のキャストにぴったりです。
吉永小百合さんのお母さん、二宮和也さんの息子。きっとこんな役作りをしてくれるかな…と目に浮かびます。


二宮和也さんをキャスティングした1番の理由は、この年代の俳優の中でも、秀逸の演技ができる役者だからでしょうね。強さも優しさも甘さもあり、「……」の使い方がもの凄~く上手い。吉永小百合さんという大女優と張り合って芝居のできる技量を彼は充分持っています。

でも演技面だけじゃない。抜群の人気を誇る嵐のニノには、この映画が伝えたいことを、多くのファンや若者たちに伝えられる力があります。
戦争や原爆とはどういうものなのか、そして、日本は今後どう歩むべきなのかを、これから日本を作っていく若者に伝えられる最適な人でしょうね。
若者よ、「母と暮らせば」を観て、いっぱい感じて、いっぱい考えてクダサイ。
全国ロードショーはあと一年後。あぁ…待ちきれないわ。