桜木星子の…タワゴト

All about「宝塚ファン」ガイド・桜木星子のブログです

宝塚のヒット作はファンが作る

現在Twitterでこのようなアンケートをしています。

 

――「宝塚にしたらいいかも!」と思う漫画やアニメのタイトル(作者も)を教えて下さい。記事の参考にさせて頂きます。いくつでもOK。理由や妄想配役、嬉しいです。フォロー外や宝塚ファンでない方も大歓迎。締切は3/25。よろしくお願いします!――

 

さすが宝塚ファンの皆様。面白い作品を教えていただいています。

そう。あの「ベルサイユのばら」だって、あるファンの方の「これは宝塚歌劇に合う!」という推薦から誕生したもの。宝塚に何が合うか、今の○組に、トップ○○さんに何が合うかは、宝塚をこよなく愛するファンの方々が一番よくわかっているということね。

 

それを再確認したのが…

2005年、2007年に、「アナタのもう一度見たい作品は何ですか?」というアンケートを行いました。応募数の多かった上位10作品の内、2005年からは7作品が、2007年からは8作品が、その後、再演されました。もちろん10位以下からも何作も。

再演希望の多い作品は!【2005年版】 [宝塚ファン] All About

再演希望の多い作品は!【2007年版】 [宝塚ファン] All About

 

また2011年の「アナタの、コレが宝塚で観てみたい!」というアンケートで送っていただいた中からは「銀河英雄伝説」「ルパン三世」が宝塚化! 「ローマの休日」ももうすぐ上演。

驚いたのが「るろうに剣心追憶編。剣心を早霧さんで…」という声も。この方、預言者だわ…。嬉しかったでしょう。

コレも宝塚歌劇! コレを宝塚で観たい! [宝塚ファン] All About

 

つまるところ、ファンの「見たいわぁ~!」は、劇団の「今、コレ、やるべき」に近いのでしょうね。

 

というわけで!「宝塚にしたらいいかも!」と思う漫画やアニメ、Twitterに送って下さいませ。リプでもDMでもどちらでも。締切は3/25。よろしくお願いします!

桜木星子 (@seiko_sakuragi) | Twitter

SMAPがSMAPでいる意味

固唾を飲むって、まさにこのことなのね…。正座して、あんなにドキドキしてテレビを見るなんて。東日本大震災の際でさえ踏ん張ってくれたTwitterが落ちるなんて。

SMAP×SMAP」での5人のメッセージを聞き、もやもやは残るものの、一安心。
一番聞きたかった「解散はしない」という言葉はなかったけれど、思えば、メンバーからも事務所からも、これまでに「解散」というキーワードは出していないはず。マスコミをはじめ私達が煽りすぎたのかも。それほどみんな、不安だったからね。
解せないのは…SMAPのメンバーだけが起こした問題ではなく、元社員や、それを管理できなかった会社こそに大きな責任があると思うのに。本来なら、内部で解決するべきなのに。彼らの、おそらく本当に伝えたかった言葉ではないメッセージと、暗くて厳しい顔を見ているのがなんとも辛かった…。

いつかは退団して、その座を譲らなければならない宝塚のトップスターとは違い、終わり方に選択肢のあるアイドル。40代になっても国民的アイドルと呼ばれるSMAPがどう歩んでいくか……。それを永遠に見たいと思っている人はほとんど。彼らがどんどん年を重ね、たとえドームコンサートができなくなっても、白髪が増えてきても、多少お腹が出てきても、SMAPSMAPでいてくれる…それだけでいい。生き様を見せられる、そんなことができるのは、SMAPしかいない。
また彼らの歩み方により、その下にいる多くのグループの歩み方も変わる。嵐ファンの娘2(高2の二女です)も、「SMAPは、ずっと5人でグループでアイドルでいて欲しい」と言う。嵐もそんな風になって欲しいから。

私達はほっとしたけれど、5人はまた違う意味で大変な日々になるのだろうなぁ…。本心から彼らが笑えて、やりたいことができるようになるのは、きっとまだまだ先なのかもしれない。
嵐の15周年の特番で、リーダーの大野君が「やめようと思っていた時期があった。でも、やめなくて本当によかった」と大泣きしながら語ったように、また5人で有馬温泉に行って、浴衣着て、お酒飲みながら「あの時、分裂とか解散なんてしなくてよかった…」と語り、泣きながら「ベスト・フレンド」を歌う日が早く来ますように。それが見たいな。

うちの娘1(大学1年生の長女)の名前は、あるメンバーの主演ドラマのヒロインから名づけた。その娘1は、来年成人式を迎える。時が経つのは早い。
そして、SMAPが走り続け今年は25周年。コンサート、どうかお願します! チケットが当たりますように!!!

NHK木曜時代劇「ちかえもん」

NHK木曜時代劇「ちかえもん」が14日20:00から放送されます。主演は、謎の渡世人・万吉を演じる青木崇高さんと、近松門左衛門を演じる松尾スズキさんです。
日本の名高い脚本家、近松門左衛門が、名作「曽根崎心中」を生み出す…。と言えばカッコイイですが、これは喜劇。「そんな、あほなぁ~」な場面や台詞もたくさんあり、楽しい時代劇となっています。これに父(文楽三味線弾き・竹澤團七と申します)が関わることになりました。

www.nhk.or.jp

まずは、人形浄瑠璃のシーンの作曲。
現在でも文楽や歌舞伎で近松門左衛門の作品を上演していますが、その脚本は、近松の原作そのままではありません。近松の原作は難しいため、わかりやすくリメイクされているのです。ところが今回は、当時を描くわけだから、原作そのままをやることに。よって、原作に合わせた曲を新たに作る必要があったわけです。コメディなのに、そうしたところは徹底する。さすがNHKさんです。

次に、竹本義太夫を演じる北村有起哉さんへの浄瑠璃の指導。
口パクという手も考えられますが、北村さんがご自身で語りたいとおっしゃったそうで。素晴らしい!
思えば北村有起哉さん、お忙しかったはず。年末には二宮和也さん主演「赤めだか」、新年には東山紀之さん主演「信長燃ゆ」、そしてもうすぐ始まる、亀梨和也さん主演「怪盗 山猫」のレギュラー(すごいジャニーズ率!)と引っ張りだこ。なのに、ほんの数カ月の稽古とは思えない上達に、父もいたく感心しておりました。真面目で謙虚でおだやかで、とても素敵な方です。 

最後に、三味線弾きの祖、竹澤権右エ門役で出演。北村有起哉さんの横で三味線を弾くだけですが、80歳にドラマデビューさせるNHKさんには、びっくりぽんです。
「これは我が家の一大事だ!」と、京都太秦の松竹撮影所を訪れ、撮影現場を見させていただきました。残念だったのは、父のちょんまげ姿に笑えなかったこと。違和感がない…。全くない…。日に日に淋しくなる後頭部がいい塩梅に隠れ、なんなら普段の舞台も、それで出て欲しいくらいです。
ポスターにも載せてもらい、制作記者会見にも出席するなど(誰よりも長く、主演よりも長くしゃべっていました…)、まだ残りの作曲や撮影も含め、楽しくお仕事させていただいております。

痛快娯楽時代劇「ちかえもん」(全8回)、どうぞご贔屓に。

さて、ご挨拶が遅くなりましたが…
本年もAll About「宝塚ファン」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

伏見稲荷大社~京都ってまぁ~

世界の人気観光都市ランキング1位は京都。京都に住んでいる者としては「えっ…?」「もっとイイとこある…」なんて思ってしまいます。
ま、えてしてそんなもんでしょう。有名な寺社も街並みも自然も食も、常のモノ。「ワタシって、京都に住んでいるの~」なんていう特別感はありません。だから、1位と聞いても「へぇ~」ってな感じ。

そして、その京都の中での一番の人気スポットが、伏見稲荷大社。通称、お稲荷さん。これには驚いた。金閣寺でも清水寺でも嵐山でもなく、お稲荷さんとは。

お稲荷さんと言えば……。そうだ。参道に、すずめの丸焼きのお店があります。子供の頃、それが信じられなくてね…。だって、スズメ。舌を切っただけで、お婆さんはひどい目にあうわけよ。それをだ、焼いて食うとは…。子供の頃の可愛らしい私には、トラウマ級の事実でした。はい、余談。

お稲荷さんに初めて行ったのは、意外にも大人になってからの初詣。指折りの初詣の神社。もう歩けません。とくれば…そりゃ凄いって、お賽銭。お賽銭箱の前まで進めない人は、遠くからお賽銭を投げるわけです。そこで私は考えた。「フード付きのコートを着ていれば、お賽銭箱まで届かない小銭が、私のフードの中にINするかも?」と思って……、いえ、そんなことはしませんでした。あっ…余談2。

そんなわけで稲荷大社。その人気はもちろん千本鳥居です。初めてそれを目にし、そして通った時、感動しました。朱色の鳥居、鳥居、鳥居…と、まさに朱色のトンネル。神秘的で幻想的。ここだけ流れる空気が違うかのよう。「こういうのを、パワースポットというのかな」と、そういうものを信じない私でさえ思いました。

そして昨年、久しぶりに訪れました。はぁ……驚いた。鳥居、鳥居、自撮り棒、鳥居、自撮り棒、鳥居、鳥居、自撮り棒……。細い参道が、休日の竹下通り並の混雑。皆さん楽しげに話しながら笑いながら写真撮影。神秘的とか幻想的という雰囲気はほぼなし。これが人気の証ということなのね。

千本鳥居を抜けると奥の院があり、そこから引き返す人がほとんどでしょう。でも、その先に社がいくつもあり、鳥居もずら~~っとあるわけです。だいたいここは稲荷山。「えぇ~?まだなの~?」というほどぐんぐん登り、「明日、間違いなく、膝ガクガクだわ…」と降りてくる。ヘタレの私にとっては、ちょっとした登山。ヒールじゃ無理。ふぅ~。でも、病気平癒の社がいくつもあり、風情のある茶店もいくつもあり、京都の街を見渡すこともできます。

上に行けば行くほど、神秘的かつ幻想的な伏見稲荷大社。静寂の中、白い狐に出会えそうな風景です。

秋の夜長は元タカラジェンヌをテレビで!

この10月~12月クールは、元タカラジェンヌのドラマレギュラー出演が多いです。うれしい限り。

まずは、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」に、元宙組トップ娘役・野々すみ花ちゃんが、美和役で出演。新次郎(玉木宏さん)さんの三味線のお師匠さんの役だとか。しっとりとした大人の役が似合う人なので、ぴったり。新次郎さんとの仲も気になります。
初回からしっかり見ていますが、さすがNHKの時代劇。衣装の質が民放とは違います。ちなみにスタジオのトイレットペーパーの質もいい。

www.nhk.or.jp

フジテレビ「無痛~診える眼~」に、元星組娘役・斐貴きらさん、現在は宮本真希ちゃんが、横井清美役で出演。宮本真希ちゃん、二時間サスペンスで重要な役を度々演じていますが、今回はどんな役でしょうか。病院の話なので看護士とか? 
そう。コレ病院の話。そこに西島秀俊さんと伊藤淳史さんが出演って、「チーム・バチスタ」みたいね。

www.fujitv.co.jp

花組トップスター・真飛 聖さんが、WOWOW「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」と、テレビ朝日遺産争族」に出演。ゆうさん、すっかりきれいな女優さんになっちゃって。『EXCITER!!』のMR.YUと同一人物とは思えない…。「相棒」の笛吹悦子さんも可愛かった。
……「相棒」ね。いまだに怒りは消えないよね。役者の作り上げたものをなんだと思ってるのかね。悦子さんも、おめでた発覚のすぐ後に白血病発覚? はぁ? …もうやめましょう…

www.tv-asahi.co.jp

月組トップスター、ゆりちゃんこと天海祐希さんは、日本テレビ「偽装の夫婦」に主演です。人間嫌いの図書館司書、ヒロさんの役。刑事や弁護士など仕事のできる女のイメージが強いせいか、こうした役は新鮮に感じます。
先日のテレビ朝日「緊急取調室」スペシャル、かっこよかった~。大勢の俳優さんに囲まれても、やはり一番男前。今夜(2日)は、フジテレビ「私という名の変奏曲」。こちらはトップモデルの役。美しい。
天海祐希さんと真飛 聖さんのリンクは『ME AND MY GIRL』。訛りのある田舎者のビルを演じていたとは!

www.ntv.co.jp

「白熱ライブ ビビット」で朝の顔となったみきさん。私の一期上級生、元花組トップスター・真矢ミキさんが、TBS「下町ロケット」に、和泉沙耶役で出演です。池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作なのね。個性的なそうそうたる役者陣の中、凛としたみきさんが想像できます。
現代劇もいいですが、みきさんの時代劇が見たいなぁ…。さらにイイ女になるのだもの。
*真矢ミキさんと天海祐希さんのリンクは『風と共に去りぬ』。口ヒゲを付け、レットバトラーを演じていたとは!

www.tbs.co.jp

そして…元ジェン女優の頂点にいらっしゃるのが八千草薫さん。TBS「おかしの家」にご出演です。明日(3日)は、TBS「三つの月」にもご出演されます。

退団後、八千草さん主演の舞台に何度か出させていただきましたが、あのまんまの方。上品で優しくて可愛らしくて…。稽古場どころか、初日寸前の舞台稽古で台詞が変わったりしても、文句ひとつ何もおっしゃらない。「貴女も宝塚にいらしたんですってね」なんて声をかけて下さる、何十年たっても宝塚を愛していらっしゃる素敵な方です。

www.tbs.co.jp

 

と、いずれも楽しみです。
バラエティーも含めた元タカラジェンヌのテレビ出演情報はこちら↓で。随時更新中!

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