桜木星子の…タワゴト

All about「宝塚ファン」ガイド・桜木星子のブログです

浅田真央ちゃんの復帰が嬉しい2枚の写真

私はバックの中に、1枚の新聞記事の切り抜きを入れてあります。
浅田真央ちゃんのソチ五輪フリーの切り抜き。
演技のラスト、ブルーの衣装で、上を向いて涙をこらえている写真。
ショートで16位だった真央ちゃんが、フリーですべてのジャンプを完成させ、自分を出し切った姿。
これを見ると、どんなことも頑張れそうな気がして。お守りのような切り抜きです。

真央ちゃんの復帰、嬉しいですね~
休養発表の頃は「うん。休んでいいよ。もう充分頑張ったんだから」なんて思ったけれど、試合の場に真央ちゃんの姿がないと淋しい。
やっぱり真央ちゃん、まだまだ観たいです。

もう1枚、お守りの写真があります。
昨年の暮れ、父から驚きのメールが届きました。真央ちゃんとツーショットの写真。
写真嫌いの父が、孫と撮るよりも嬉しそうな満面の笑みでした。
話を聞くと、ある席で真央ちゃんとご一緒し、撮っていただいたのだそうで。
真央ちゃんは、可愛らしくも上品な和服姿でした(帯にサンタクロースの模様!)。

その席とは、休養中に真央ちゃんが始めたお稽古事に関する席。
そのお稽古を知り驚き。スケートとは程遠いようで、だけどスケートにも必ずプラスになるものでした。
もっと驚いたのは、真央ちゃん、そのお稽古の先生を自分で探したということ。真央ちゃんクラスの人なら「私、○○やってみたいなぁ~」と言えば、周りがセッティングするでしょうに。なのに真央ちゃん、ネットで調べて、自分で門をたたいたそうで。
そのフットワークと、奢りのなさに感心しました。

他にも真央ちゃん、これまで出来なかったこと、やってみたかったことを貪欲にやったことでしょうね。
初めのうちは、それはそれで楽しいのだけれど、きっと物足りなさを感じ、寂しさも感じ…。求めているもの、1番やりたいものがわかり…。
だからこその「100%復帰したい!」という結果。
真央ちゃんが自分で感じ選び、笑顔で発表した復帰ニュースを、本当にうれしく思います。

 

宝塚の生徒も退団したら、まずは一休みし、「これまで出来なかったこと、やってみたかったこと」をアレコレやり始めます。
先日退団した伝説のトップスター、柚希礼音さんも、きっとそうかな。

 

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稲垣吾郎さんの半同居人ヒロくんで思い出した、100年の重み「宝塚歌劇団同窓名簿」

SMAP稲垣吾郎さんの半同居人ヒロくんが話題になっています。そういえば、コンサートのトークでも「ヒロくん」のお名前は出ていて気になっていましたが、元星組・三城礼さんのご主人とは! 驚き! 
三城礼さんは私の二期上級生ですが、大きな瞳のとってもきれいな方、かっこいい男役さんでした。愛称、きょうちゃん。
バウホール公演『パペット』(正塚晴彦先生作)で主演もされたなぁ~。確か相手役はシギちゃん(元星組トップ娘役・毬藻えりさん)。きょうちゃん、お芝居の上手い方でした。


吾郎ちゃんファンじゃなくとも「ヒロくんのあの豪邸はどこなんだろう…」なんてことは誰もが思ってしまうことで、探してしまったのが、宝塚歌劇団同窓名簿。
これは10年ごとに宝塚歌劇団から卒業生に送ってくる名簿。
大正2年に入学した一期生から全員の氏名や現在姓、住所etcが掲載されています。現役生徒さんは、本名も住所も掲載されていません。

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もちろん門外不出。中には、女優さんとして活躍していらっしゃる方もいます(ま、事務所を載せている人が多いけど)。夫や息子や娘が芸能人、アイドルなんて方もいます。個人情報満載。外部の人に見せる元タカラジェンヌなんていません!


退団したら貰える名簿なので、平成元年に退団した私は、80周年、90周年、そして今回の100周年と三冊持っています。
どんどんと故人が増え、初期の頃の上級生には連絡先のわからない方が増えてきました。淋しいですが、仕方のないことですね。
そしてあきらかに違うのは厚さ。当たり前ですが、10年で約400名分増えるので、厚くなってきました。
これが100年の重みということかな。宝物です。


で、ヒロくんの豪邸はどこなんだ?って? 言うわけないでしょ。

帝劇「Endless SHOCK」で事故!舞台は危険だらけ

堂本光一さん主演ミュージカル、帝国劇場「Endless SHOCK」での事故。怖いなぁ…
800キロのパネルが2枚も倒れるって、なぜそんなことが起きたのだろう…
私も帝劇には何度か出演しましたが、確かにあそこは古い…。でも古さは関係ないでしょうし。

帝劇での事故と言えば、「ミス・サイゴン」初演の頃、キム役の本田美奈子ちゃんが、セットに足を轢かれちゃったことを思い出します。共演者の友人から「美奈子、明日から休演!」と事故の状況を聞いた時は驚きましたが、骨折した足でそのまま一幕最後まで出演し続け、「命をあげよう」も歌いきった彼女にもっと驚いたっけ。さすが。

客席から観る舞台は楽しく夢の世界だけれど、舞台は危険だらけ。
セリや盆などの隙間がある。頭上には幕をはじめとする重い吊り物が吊ってある。袖から色んなセットが出てくる。だいたい暗い! 私も何度か後遺症が残るほどの怪我を舞台上でしました。
昨今、セットも照明も何でもかんでもコンピューター制御され、決められた通りに動くようになり、でも言い換えれば人の手が少ないわけだから、いざという時に大惨事になってしまうのかもね。
主演の光一君も悔しいでしょうね。

怪我をした方々が早く元気になりますように。歴史のある作品。楽しみにしているファンのためにも、千秋楽をちゃんと迎えられますように。

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袴は楽!卒業式で袴は定着

早いもので、娘1が高校を卒業しました。
卒業式は粛々と進み(本人はところどころ…記憶がないそうです…寝るかぁ?)、最後のホームルームは、担任の先生の涙に始まり、笑いあり涙ありで温かく終わりました。
まだ受験が終わっていない生徒たちも大勢いて、謝恩会に出席できなかったのがちょっと残念。
「部活」とか「彼氏」といったキーワードとは縁がなく、勉強づくめの3年間でしたが、よい先生方、よい友達に恵まれ、幸せな高校生活だったことでしょう。

女子は、大学の卒業式で袴をはくのが主流ですが、先生の袴も多くなってきました。
娘1の担任も緑の袴をはいていらっしゃいました。

ホント、袴はイイ。何といっても着物よりずっと楽。
ハイウエストのスカートをはいているのと同じだし、着くずれの心配もほぼありません。
走れるし、トイレにも行きやすいし、自分で着られるし。
帯がない分、苦しくないし。
もちろん娘たちの大学の卒業式、私の緑の袴をはかせます(探さなきゃ…見当たらないのよ…)。

さて、今日は宝塚音楽学校の卒業式。
緑の袴姿の101期生が学び舎を巣立ち、宝塚歌劇団の一員となりました。
彼女たちは4月24日から宝塚大劇場で始まる月組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』で初舞台を踏みます。どうぞよろしく!

勘三郎さんが呼んだのかな…?坂東三津五郎さん…安らかに

三津五郎さんのご逝去のニュースに驚きました…
まだ59歳。
先々代のおじい様が、フグ中毒でお亡くなりになったのを子供心に覚えていますが、それよりもずっと早い最期となりましたね…

10代目坂東三津五郎を襲名されてかなりたちますが、10代20代の頃に歌舞伎をよく観ていた私にとっては「坂東八十助さん」のほうがピンとくるかな?
同じ理由で、中村勘三郎さんも「中村勘九郎さん」。
お二人の息のあった所作物、センスと間のいい世話物。観ていてわくわくし、楽しくて大好きでした。

八十助さんとしてのもう一つの思い出は…元花組スター・寿ひずるさんとのご結婚。
私は花組で初舞台を踏み、その後すぐ花組に配属されたのですが、「次期花組トップスターには寿ひずるさん!」という噂があり、誰もがそう思っていました。
ところが八十助さんとご結婚するということで、トップにはならずにあっさり退団。これには驚きました。
トップスターになるほど魅力的なスターさんを、かっさらってしまうほど、八十助さんも素敵な方だったわけです。

コメディもお上手、現代劇もお上手。品格のある役者さんでした。
勘九郎さんと共に、新しい歌舞伎を作った方でした。

今頃、あちらの銀座で、勘九郎さんと飲んでるかな。